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重単5175(FC2版)

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N-Gauge Micro Aceシキ800C 安定走行の工夫

Posted by Toyohara Yamato on   0 

こんにちは。
Nゲージ鉄道模型が続きます。昨日模型動画記事をUpした際、ちょっと書いていた特大貨物シキ800Cについていです。

2101DSC_7882.jpg
マイクロエースのA-8574が在籍しています。だいぶ前の発売ですが、こういった趣味的に楽しい車両が製品化されているのはいいですね。変圧器などとんでもなく重い大型の荷物を輸送するための特殊車両です。グレーの部分が積荷の表現と思われます。シキ800Cの場合140t積だそうです。

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これを前後各4基のボギー台車、計16軸の車輪で荷重を支えます。特殊感満載の車両です。しかし、模型上の運転はなかなか難しい、本線走行は問題ありませんが、ポイントの多い1階層などで脱線が多かったんです。

2101DSC_7886.jpg
それに昨日の動画では”逆走”と書きました。本線の左側通行に合わせ、本線の外側から駅部に至る1階層からのアプローチ線も同方向運転が基本です。なので奥に見えるDD51 745とすれ違うように走るのは通常とは”逆走”ということになります。1階層アプローチ線は単線設定なのでどちらへ走っても良いのですが..

2101DSC_7887.jpg
逆走ではこの写真のように4番ポイントの分岐側に走行するケースが多くなります。
KATOの4番は脱線が多い、しかし前に書いたトング先端切断テストの結果が良好なので写真のヨ8000が通過しているポイントにも施工しました。これで多くの車両は脱線しなくなります。
カメラ搭載車も動画中13:00辺りで通過しました。

昨日の動画Vol.58の話がいくつか出てくるので、再び貼っておきます。    

↑YouTube動画です。画面をクリックいただくと再生されます。        
動画13:00位、DD51とC62のすぐ脇をすり抜ける..ちょっとスレスレ感ですが、留置編成有効長が一杯一杯なので..。下り坂、機関車の後押しで4番ポイントに進入するという難しい条件でしたが、難なく通過しています。しかし撮影前、試運転時のシキ800Cはなお脱線することがありましたこれは何とかならんかなー..とちょっと工夫してみることにしました

2101DSC_7876.jpg
まず積荷の重量増です。製品はプラ製で軽いです。これまでもウェイトは入れていましたが今回増量、しかし23g程度にしかなりませんでした。実際の積荷が140tとすると、Nゲージでは縦横高さそれぞれ1/150になりますから、140t/(150の3乗)=41gほどになります。Nゲージ車両は実車のスケールダウンより重いケースが殆どであることを考えると、だいぶ軽いです。
重量を気にするのは車軸の軸重を稼ぐためです。上から押付る力が小さいと踏ん張りが効かずポイントやカーブで左右に振られたときに脱線するケースは多くなると思います。模型は実車通り16軸ですから軸重がかなり軽い筈、でも重量増には限界がありそうだったので..

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次にやったのは積荷側4軸の台車上枠にバネを仕込むことです。この4軸が脱輪するケースが圧倒的に多かったので、均一に軸重がかかっていないんだろうなと。ならばバネを仕込んで踏ん張りを効かせようという発想です。これ、恐らくKATOのEF58先台車用のスプリングと思います。パーツケースにあったのを見つけて使ってみました。半分に切って積荷の前後に入れています。もうちょっと径の小さいのがあれば良かったんですが..アーノルドカプラー用のスプリングでは入りませんでした。どうやらこのバネ作戦がいい結果を生んだようです。脱線しなくなりました。ゴハチのスプリングも同じ目的;バネの力で先台車の軸重を稼ぎ、脱線を減らそうと考えられたものと思います。

2101DSC_7874.jpg
矢印部 枕梁と積荷(側梁)の継手部分にも手を加えました。この部分の摩擦が大きく、写真のような状態で止まってしまう程硬かったので..

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枕梁側の継手(矢印部)にグラインダーを入れて少し薄くし、スムーズに動くようにしました。ここが固くていいこと無い筈と思い..しかし何かしらの効果があったのかは分かりません。仕込んだスプリングは意外と目立ったので、この後マジックの黒塗りを入れています。
なお、”突放禁止”表記の下、形式と積空表記は”積荷搭載の場合は隠す”と製品に上から貼る黒いシールが付属していましたが貼っていません。確かに実車写真をネットで調べると黒く見えます。側梁の形状によりシキ800B2にもなる構造だったらしいのでその関係かと思いますが、積荷(側梁)の中心に書いてあるのと同じ内容なので、まー消すことも無いか と、ある意味気分的にこうしています(笑)。

2101DSC_7884.jpg
さて、この車両、ストッパーが無く、台車や梁が360°回転してしまう構造です。台車は左右対称形ですから問題ないですが、バネを入れた内側4軸分は表記やシリンダーの位置が異なって来ます。ここまでの写真は回転してしまって結構バラバラ状態です。なので台車裏側に矢印部の銀塗装を入れました。線路に載せるとき、この台車が連結器側に来るように置くのよ という目印です(笑)。左側は連結器があるので間違えように無いですけどね。その連結器はKadeeのMT-7を入れています。KATOの古い機関車に使っていたもの(既に廃車になったKATO 309-1 ED75初代?など)が余っていました。

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こうした対策を打って、ポイントやカーブの多い1階層逆走でも脱線の無くなったシキ800Cです。牽引機のED75 82(TOMIX)と車掌車ヨ8000(KATO)はこれまで話題に出ていましたが、シキ800Cについて書いたことが無かったんですね。

200105[B0807-08]鏡石9299
実写はこれ1度だけ、青いシキ810でしたがED75+特大貨物+ヨを撮影出来ています。積車では45km/hの速度制限、いくつもの駅で待避停車を繰り返しながらゆっくりゆっくり走って行きました。
2001/05 東北本線 矢吹-鏡石 9299レ(既掲載写真)

MicroAceからこの車両も発売されたと思います。実際撮影できたのはシキ810だけだったんですが、この青はJR四国のコーポレートカラーらしい...私的には”国鉄色至上主義”(笑)、やはり黒塗りが良いなー とシキ800Cを選んだと思います。購入したのはいつだったかなー、だいぶ前の話です。

昨日の動画では4:00付近で交換のような形で出て来ますがほぼこれだけ、あまり目立っていません。動画撮影中はずっと運転していたので9:35付近に駅進入などチラと見えている所もありますが、目立ちません。
またこの編成、調べたら動画ではVol.01(初回)以来3年半ぶり2度目の登場、前面展望動画では初走行だったんです(汗)。結構運転している編成なので意外や意外でした。タイミングの関係で今回の動画ではあまり目立ちませんでしたが...近いうちにもうちょっと目立つ形で登場してもらいましょう(笑)。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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Toyohara Yamato

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